2月もすでに終わろうとしています。
当社は今月からスタッフを1名増員しましたが、
このスタッフは20代半ばで
売り上げは0からのスタートという、経営面から見たらヒヤヒヤなスタートでした。
本人からしても
右も左も分からない環境ですから
余計に大変ですよね。
簡単に結果からいってしまえば、
順調に新規とフリー客に入客していき
2月という、厳しい月ながらも
一月目から、お給料分は軽くクリアという
ありがたいスタートを切ることができました。
スタッフ増員のタイミングは??
美容室の経営者は、
増員すれば売り上げ伸びると考える人が多いと思います。
それ自体は間違いではないですし、
増益だけを目指し、
コスト削減に走るよりは、
増収を目指したほうが、
最終的に増益幅が大きくなる事は色々な文献でデータとしても開示されていますね。
しかし
売り上げに比例して、変動費、販管費が経費として増える事も事実ですよね??
ここがアタマが痛いところ(笑)
スタッフ増員や、雇用のタイミングを見定める為にも、会社の利益がどの程度残せているのか??
経常利益がどの程度でているかで、スタッフ雇用を判断する事が必要になります。
会社の利益を把握する為には、しっかりと月額報酬を定める。
私と同じように、個人事業主のオーナーは
青色申告を利用している人も多いかと思うんですが、
青色申告は、
しっかりと
個人の報酬、 専従者の報酬を会社の利益とは別に算出しておかないといけませんよね、
言い換えれば、
月々の家の家計簿はきっちりと把握して、
自分のお給料は、きっちり定額で生活する。
ってことですね。
定額のお給料から足がでて、今月は利益出たから、
ちょっとパチンコ〜なんてやってると、
お店から借金してるんだと捉えないといけません。
会社からお給料が出てると思えば当たり前ですよね。
●「事業所得=自分の所得」と捉えると税金で痛い目が待っている
取り分の報酬の割合をしっかりと決めておかないと、
税金の負担が結局あやふやになりやすいのも個人事業。
個人事業主は
きっちりと、
色付けしたお金の管理を身につけることが、
健全経営
ひいては、
スタッフ雇用の近道です。
是非、
損益を一月ごとにしっかりと管理することをお勧めします。
どんぶり勘定のままの経営は、
せっかくの売り上げも無駄になってしまいます。
かかった経費に対して、
利益が増えているのか?
減っているのか?
当たり前のようですが、
意外と損益を月ごとに細かく管理できていないオーナーさんも多いはず。
●オーナーと専従者の月額報酬を曖昧にしない
先に一度触れましたが、
今月は生活費が足りないから、
少し売り上げから使っちゃおう。
開業当初はやりがちかもしれませんね。
家族経営の間はこれでもなんとかなるかもしれません。
しかし、
今後、スタッフ雇用を考えているなら、
これはやらないほうが懸命です。
自分が会社からお給料を頂いていると
考えれば、
会社のお金を使い込んでいる事に他ならないからですね。
また、事業主の報酬をしっかりきめておくことで、
個人に課税された比率と、
会社に課税された分配比率を
自分解釈であれど明確に決める事ができます。
これは
会社の利益と、役員報酬の、ルールを明確にするという事です。
●損益の把握は、スタッフ雇用以外にも重要な指標の一つ
損益を把握することで、
●広告費のバランス
●売り上げの落ち込む月の対策
●スタッフ雇用のタイミング
●店舗拡大のタイミング
こういったものの見通しや、
計画が立てやすく成り、
的確に行動できるようになります。
損益計算ができるようになると、
目先の日々の売り上げに追われる事なく、
先の展開を見据えるためのデータとしても活用できますので、
スタッフを雇用する前の一つの準備として
是非、
損益計算書の見直しをする事をお勧めします。
「個人事業美容室」経営のススメ
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