個人店の美容室での広告費の捉え方は??

ここ最近、中規模、小規模サロンさんではアウトソーシングによって構築された仕組みによって運営されたサロンが当たり前になってきました。

その代表はホッ◯ペッパーさん

集客、ネット予約、サロン内の売り上げ管理などが一体化されていて、美容室経営者にとって、おそらく現状では最強に手軽であり、最大規模の集客サイトなのではないか??


これからも、絶大な資本力に支えられたリクルートさんの運営するホッ◯ペッパーは長期繁栄していくことは間違いないと思います。

やはり、資金力に勝る物はないということなのでしょう‼︎


美容室運営のパートナーとして、これも一つの方法と認めざるを得ない程に、お客様の認知度も絶大ですしね…。




現状、郡山は新規の美容室が出店ラッシュ状態。

そして、新規出店の大概のオーナーさんが利用するのは、やはりホッ◯ペッパーが多いですよね。


全国的に、一人サロンでの美容室の独立開業が流行している傾向です。

特に、一人サロンでのマンツーマン対応なんていうところは自分にとっても働きがいと、プライべートのバランスが取りやすくて、美容師さんの独立開業の後押しをしている一つの仕組みなのではないかと思います。


でも、私も初めは一人で開業した身としての経験をふまえて思う事は、

一人、または少人数で運営される小規模なサロンで、

多大な広告費をかけなければいけない経営は利益がでないという事です。



ホッ◯ペッパーさんを否定するという事ではなく、


何十人もスタッフが常駐しているサロンさんでは、

客数にこだわった経営ができ

集客サイトである程度お安めのクーポンを発行しても、スタッフの人数によってはお客様を対応する絶対数を増やせますしね


〇客単価×客数=売り上げ

である以上

おなじ土俵で戦っても結果は火を見るよりも明らかです。



うちのような、小規模なサロンでは、広告に頼りすぎた経営はただ単に利益を削るだけになりかねませんよね??
料金を下げて、お客様の数をこなさなければいけない仕事をしながら
大型店と同じ料金設定では、いつか必ず大資本に価格競争で敗れます。


わかりやすくいえば、広告費回収の為の赤字を補填する前に

先に資金がショートするのはどう考えても個人の小規模サロンですよね??



 集客サイトを否定するという趣旨ではなく、広告にもサロン規模に応じたスケールが存在するという事です。


では、妥当な広告費はどの位??


家賃は売り上げの10%〜15%程度に抑えるのが周知の事実だと思いますが、
宣伝広告費は何%が妥当かをよく考えるのも大事になります。

ちなみに、私のお店では

7%~12%程度で納めています。

開店当初はもっと費用をかけることも必要な場合がありますが

新規に頼りいつまでも、7%~12%を大きく超えているなら

広告媒体や、再来率を見直す必要があるでしょう。


となると


うちのような小規模なサロンさん、マンツーマンの個人店さんは

どのくらいの広告費が妥当でしょうか??

しっかり計算して計画的に運用したいところですね。



集客サイトを運営している業者側からみた美容室

現在、収入格差がはっきりしてきている時代ですが、

美容室のお客様も2極化が更に進行していくという話が一般的ですよね??


美容室の広告戦略は、ターゲット設定も大事になりますが

この話は長くなるのでまた後日に・・・。


集客運営会社からみた美容室も、お客様

という事を考えたときに

美容室にも収入格差がありますよね??


文字で表すならまさしくこれですね

大資本美容室VS弱者中小美容室


これを車でのレースに例えてみましょう
お金持ちの相手は、レースカーで楽に爆走している中で
貯蓄の少ない貧乏美容室(うちもそう)は、車もそろえられず
軽自動車のアクセルべた踏みで必死に走る競争と同じようなもんです(笑)


同じ土俵で戦って勝てる気が全くしないですね(笑)


レースにはゴールがありますが、経営にはゴールがありません。

長期的な勝負になれば軽自動車が故障するのも明白です。

やるだけ無駄になってしまいます。


そう仮定して話を戻すと

集客運営会社からみた美容室も、またお客様

である以上

お客様として大事にされるのはどちらでしょう??


考えただけで恐ろしいですよね!!




|どういった図式になっていくのか??

結論としては


ホッ◯ペッパーさんも更に付加価値を高めて、その分、広告費の料金設定は変わり(上がり)続けていくのだと思います。


大事本の企業は広告費をかけた分を回収できるだけでなく、利益にできる一方で

広告費で四苦八苦している、小規模美容室では太刀打ちできなくなってしまいます。


かけた広告費用の%で戻りがある程度決まってくると仮定したら

同じ土俵で戦っていたら、

おいしいところだけ持っていかれて

馬鹿を見るのは私たち小規模美容室ですよね。



気ままにサロンワークだけしていれば
お店を維持できる時代は終焉を迎えているいってもいいと思います。

広告費をかけすぎず、しっかりとリピーターを増やしていく。

私たち美容師の原点にしっかりと着眼した経営が必要な事なんだと思います。



ではどうする??

あまりお勧めはできませんが

大資本の美容室と同じ土俵で戦うなら、それなりのアイデアが必要になります。

同じ土俵でも、真ん中ではなく、端で戦うとかですね(笑)


違う土俵で戦うなら

初めの赤字は覚悟して

徐々に大手集客サイトの広告費を削りながら

自社でお客様を獲得できる広告運用の併用を考えてはいかがでしょう??

その場合、

あわせて広告費を

7%~12%程度で納める程度で計画してみるのが

いいとおもいますよ~。



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