「個人事業の拡大」に失敗しない為の考え方。

個人事業では美容室に限らず

開業時、
又は
開業から数年で業績が伸びてきた時期
に大事にしなければならない事があります。


一言で言えば、

「拡大を始めるタイミングは、しっかり見極める」
当たり前ですよね(笑)
店舗展開や拡張は、さほど難しい事ではありません。

業績が伸びれば、ある程度の借り入れは 
起こせるからです。

でも、売上が上がっても借金で相殺されたら
意味がありません。


「いつでも閉めたいときに閉店できる状況で運営する」

言い換えれば、
どんな状況であれ、
自分だけで、お店が維持できる環境の中で
余裕を持って事業計画を進めていく。

これが大事になってきます。

なぜなら、
ほぼ売り掛けのない業種が
運転資金を調達する事は
ハードルが高く、



美容師としてのスキルはあっても
経営者としてのスキル皆無だからです。

そんな経営初心者が
いきなり自分の管理能力を超える人数のスタッフを雇って行なう事業は、
経営といえるものではなく

ただただ雇われの現場で行なっていた
サロンワークの延長でしかないからです。

経営者として日々は
・事業計画 の作成、修正
・就業規則作成、見直し
・広告媒体の決定、効果測定と見直し
・スタッフ管理、教育
・雇用体制の構築
・求人
・ホームページ作成、修正
・情報収集

などに眼を向けつつ

更に

・美容師としてお客様への対応
をしなければいけない立場でもあります。

しかし

サロンワークしか手が回らず
休みも時間もとれないような環境に身をおいていては、

人間限界があります。
こんな状況では
正しい判断さえままなりませんよね??


個人店で1人経営ならば
まずは、

自分の能力のみで、
●週休2日
(毎週1日を経営の時間にあてる)
又は
●17時閉店(閉店後の時間を経営にあてる)
上記が可能な位の指標を目指しましょう。


お店ごとの損益のバランスにも

よりますが、

売り上げ70万から90万程度を維持しながら

目安としてこの位できていれば、
スタッフを雇っても余裕があるのでじっくりと運営できます。

拡大や雇用をしても、 タイミングを間違えると
自分1人の方が良かった
なんてことになりかねませんよね。

ここで大事なのは、
本当に休むのではなく、
その位がスタッフ雇用のタイミングとして適性だという事です。

消費者金融のCMでも
「借り入れは計画的に〜」
のフレーズが有名ですよね(笑)

借りたら返す。

当たり前ですが大変ですよね〜。

計画を練る前から 自分に余裕のない状況での
◎スタッフ雇用
◎店舗拡大
は注意が必要ですよ〜。

事業展開するなら
まずは、
◎週休2日
◎17時閉店
のような目安をつくり、

損益の計算上
これを行っても大丈夫な位の経営を目指していきましょう〜。

その先を目指すなら、本当に自分が休んじゃダメですよ(笑)


開店当初にしてはいけない事としては、

◎初めから大きな箱を抱える。
◎能力が備わっていないうちから過剰にスタッフを雇用する
(売上が損益分岐点に届かず、首が回らなくなります)

目の前の売上しか気にできなくなってしまい、
最終的に自分の理念として何を提供したかったのか見失いやすいからです。





余裕を持った運営を心がけたいものです。


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